八方美人とはどういう人を言うのか?そしてその原因とは
どうもこんにちは、月也です。
今回は「八方美人」というものについて、
「八方美人とはどういう人を言うのか?」
「八方美人はどういう原因で起こってしまうのか?」
と言うことで話していきます。
八方美人な人というのはやっぱり多いと思うんですね。
僕自身も、元々八方美人気味な人間でした。
自分というものを出すことがなくて、常に周りに迎合していましたよね。
だからこそ、八方美人になる「原因」も今では自分の中でわかっているんですが。
八方美人という言葉は知っていても、どういう人のことを言うのか詳しくは理解できていないという人ももしかしたらいるかもしれません。
そして八方美人は、「損をすることが圧倒的に多い」んですよね。特をするようなことは、正直一切無い。
(もしかしたら、八方美人気味だったかも・・・)
という場合はぜひこれから先を読み進めてみてください。
八方美人とはそもそもどういう人を言うのか?
八方美人とはそもそもどういう意味なのか?
辞書にはこのように書かれています。
『だれに対しても、如才(じょさい)なく振る舞うこと。また、そのような人。』
《出典:三省堂 新明解四字熟語辞典》
如才ないというのは「愛想が良い」ということですね。
そして、このように付け加えられてもいます。
『「八方」はあらゆる方向。この言葉は、悪い意味で用いられることが多い。』
まあ意味としては簡単に言うと、「誰に対しても良い顔をして接する人」ということですよね。
自分が好きな相手はもちろん、自分が気に入らないような人間であったり、相性が悪いような人にも良い顔をして接する。そういう人を八方美人と呼びます、
どこにでもそういう人は一人は絶対いますよね。
八方美人の原因は?
八方美人をしてしまう心理の背景には、
「嫌われたくない」
「波風立たせずに日々を過ごしたい」
という原因があります。
僕自身がそうだったんですけど、とにかく人から嫌われるのが怖くてたまらなかったんです。
人から嫌われると「自分の存在を否定」されたように感じられて、自分の中では絶対にあってはならないことだと思い込んでいました。
だからとにかく、人から嫌われないように、相手が不快な思いをしないように「無難な対応」をすることを続けるという時期が長かったです。
無難な対応というのは、それこそ八方美人的な、誰と話すときにも笑顔をなるべく見せるようにして、「踏み込んだ話をしない」というようなことですよね。
自分の意見などをぶつけると不快に感じる人もいるかもしれないから、自分の考えを押し隠して周りの人の意見に迎合したりとか。
「自分がなかった」ですね、当時の僕は。
嫌われたくない、自分の存在を否定されたくない、そういう心理が八方美人の原因になっていたなと今では感じてます。
人によっては細かい部分は違うかもしれませんが、だいたい思い当たる節はあると思います。
人から嫌われたり無視されるのは死んでも嫌だ。だから誰も不快に感じないように接しよう、と。
八方美人だと人に不快に感じられることが増える
(人に嫌われたくない・・・)
(自分の存在を否定されたくない・・・)
そういった心理が八方美人の原因につながるわけですが、皮肉なのが八方美人的な振る舞いをすると「人から嫌われやすくなる」ということなんですよね。
間違いなく、八方美人であることで人から好かれることは無いです。
なんでそのようなことが起こってくるかというと、例えばですけど自分が自信を持っているものを人に褒められたとするじゃないですか。
自分が仮に「英語」に自信があったとして、
「〇〇さんの英語の発音すごいネイティブっぽいね!!」
みたいに言ってもらえたらすごい嬉しい気持ちになりますよね。
しかしある時、自分を褒めてくれた人が他の人にも同じように褒めているところを目撃したとします。
「〇〇さん英語詳しいね!今度教えてよ!」
そういう光景を目にすると、すごい心が「ざわついて」くると思うんです。
(もしかしてこの人、誰にでもなんとなく褒めてるだけなんじゃ・・・?)
そう感じた瞬間に、不快感すら覚えるようになります。
褒めるというのは相手からしたら確かに嬉しいんですけど、表面をなぞった褒め方をしてしまうと相手にむしろ不快感を与えてしまうこともあります。
「その人のことを理解した上で褒める」というのが大事なんですよね。
でも八方美人だと一人一人との関係が浅くなってしまうんです。
人との関係性を強めるには、「価値観をぶつけ合う」ということがどこかで絶対に必要で、それをしないと単なる知人の域を超えられません。
八方美人は自分の意見をなるべく出さないので、人と本当に深い関係を築くことができません。
そこも八方美人の大きな問題点ですよね。
しかも嫌われる人には嫌われるしで、本当に良いことが何一つありません。
八方美人は能面のようなもの
八方美人とは
「どんな人相手にも良い顔をしようとしてしまう」
というようなもので、
「嫌われたくない」
「自分の存在を否定されたくない」
といった心理が原因となり八方美人的な態度を取ってしまいます。
ただ上でも書きましたけど、八方美人だとむしろ逆に人から嫌われやすくなるんですよね。
表面をなぞっただけのコミュニケーションしか取れなくなるし、「自分が無い」という風に周りから思われてしまったりするので。
「人間臭さが無い」というか。
能面と接するような気分になるんですよね。あまりにも自分がなさすぎて、怖く感じることすらある。
だからなるべくなら、八方美人はやめたほうが良いと僕は考えています。
僕自身、以前は八方美人だったということを話しましたけど、もうそういう考え方をするのはやめたんですよね。
(八方美人でも嫌われるんだから、なるべく自分を出すようにしよう。相性の良い人はそこで関係を深めることができるし、相性が悪い人には嫌われる。それでいいじゃないか。)
そういう風に考えられるようになって、本当に楽になったんですよね。
無理に周りに合わせることがなくなって、ストレスなく自分らしく生きられるようになってきました。
そこでやはりうまくいかない人もいたんですけど、深い関係を築けるような人に出会えたりもして、そういう風に考え方を改めて正解だったなって今では感じてます。
八方美人を治す方法については下の記事で書いているので、ぜひ読んでみてください。
八方美人を止めることができると、本当に「生きやすくなる」ので。
八方美人とは逆の態度を取ったほうが、人からは圧倒的に好かれやすくなりますね。
それではありがとうございました!
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