沈黙を恐れてしまってませんか?沈黙が怖くなくなる考え方をお話しします
どうもこんにちは、月也です。
人と会話をしている中で、「沈黙」というものが生まれる時があります。
お互いがマシンガントーカーなら会話を続けられるかもしれませんが、まあまず沈黙や「間」といものはできますよね。
で、この沈黙が嫌だ、という人もほんと多いんですよね。
「沈黙が生まれないようにとにかくなんでもいいから話すようにしている」
こういう人も多いです。
沈黙って「ネガティブ」な捉え方がされがちですけど、実は使い方によってはコミュニケーションに「深み」を与えてくれる、スパイスのような働きをしてくれるんです。
むしろ会話には絶対沈黙って必要なんですね。
今回は、
「沈黙が怖くなくなる考え方」
ということで話していきたいと思います。
沈黙を恐れると空回りしてしまう
冒頭でも話しましたけど、沈黙を嫌うあまり「空回り」してしまっている人ってほんと多いんです。
沈黙を埋めようとすると、思いついたことを口走ってしまったりして、その場を盛り下げるようなことも言ってしまったりとか。
例えば、完全自分の趣味についての話をガンガンしてしまったり。
相手は全く興味がないのに、仮に趣味が釣りだとしたら、自分が好きな釣りについての話をしてしまってもその場もやっぱり白ける可能性が高いです。
相手が優しい人ならその話を一生懸命聞いてくれるかもしれませんけど、みんながみんなそういう人ではないですからね。
「自分が興味がある話でないと聞くのが辛い」という人も多いので。
恋愛に不慣れな人が沈黙を起こさないように、そういうことをしてしまって場を白けさせてしまう、みたいな場面ってドラマやアニメなどで見たりしますけど、ああいう状況になってしまうことも多いんですね。
それに沈黙を恐れると常にあたふたしたような感じにもなってしまって、相手に良い印象を持ってもらいづらくもなります。
(なんか、この人いつも余裕ないよなぁ・・・)みたいに思われる危険もありますね。
沈黙は悪いことでもなんでもない
沈黙ってなんか「悪いこと」みたいなイメージがあるじゃないですか。
(なんか沈黙が生まれると気まずくなるし・・・)みたいに。
でも沈黙が好きな人もいるし、ずっと話しているのを好まない人も実際多いんですよね。
僕もある程度沈黙があった方が好きな人間だったりするので笑
自分自身は沈黙を埋めようと必死になっていても、相手はもしかしたらそれを望んでいないかもしれませんよね。
(いや、もっと静かに会話したいんだけど・・・)って。
沈黙は相手との距離感を測るバロメーター
それに、沈黙で気まずくなるというのは、その相手との「関係が深まっていない証拠」なんです。
信頼関係をしっかり築けている人、例えば家族と一緒にいるときって別に沈黙があっても苦じゃないですよね。
あとは昔からの友達とか。沈黙が生まれても必死になることってなくて、必要な時に会話が自然と生まれる、という感じだと思います。
沈黙を恐れるというのは、「相手との距離感をわかっていない状態」なんです。
(沈黙が生まれたら、もしかしたら距離が離れてそのまま関係が終わってしまうんじゃないか?)
こういう恐怖心から来る行動なんですね。
ただ中には「気質的に誰相手でもそもそも沈黙がダメ」という人も稀にいるんですけど、そういう人は沈黙がある程度必要な人とは「相性が悪い」と言えますね。
まあとにかく、沈黙を嫌っているうちはその人とはまだ仲良くなれていなくて、沈黙を避けようとしているうちはその人との距離感もなかなか縮まっていかない、ということですね。
沈黙で気まずくなるかどうかは、相手との距離感を測る良いバロメーターになります。
沈黙はコミュニケーションに深みを与えてくれる
沈黙というのは、実はコミュニケーションにおいて「深み」を与えてくれる要素なんです。
冒頭でも話しましたけど、まさに「スパイス」なんですよね。
例えば、「すべらない話」って番組あるじゃないですか。
あの番組に出ているお笑い芸人の人たちの話し方に注目してみるとすごい勉強になるんですけど、とにかく「間の使い方」がうまいんですよね。
「~なことがあって。・・・まあ結局〇〇だったんですけどね」
間を溜めた後で、今までの話をひっくり返すようなオチを言ったりする。
間を溜めるとその場にある種の「緊張感」が生まれるんですけど、それがオチを言う時に一気に解放されて笑いに変わるんです。
今amazonプライムで「すべらない話」が見れるようなので、ぜひ見てみることをおすすめします。
沈黙における緊張感をうまく使いこなせるようになれれば、笑いを起こすこともできるようになったり、いろいろ相手に「考えさせる」こともできるんですね。
恋愛においてこの「沈黙を作って考えさせる」というのはかなり大きな武器になってくるんですが、今回は恋愛についての記事ではないので省きます笑
そこで考えさせることで、「どういうことを話そうか」「この人はどういう話題が好きなんだろうか」とお互いに色々頭の中で考えるようになるので、会話により深みが増してきます。
とりあえずなんでもいいから話すよりも、そっちの方が会話も面白いものになるし、仲も良くなっていきやすいんですね。
沈黙を操れるようになろう
今回とにかく言いたかったことは、
「沈黙は悪いことでは決してない」
ということです。
沈黙を恐れていると、人と接する時にあたふたしてしまったり、その場にそぐわない会話をしてしまったりして悪影響の方が大きいんですよね。
ではなくて、沈黙が起こるのはそもそも仕方のないことだし、うまく使いこなすことができればコミュニケーションに深みを増すことができる、このことに気がつけるだけでも沈黙を恐れることがなくなってきます。
僕はそもそも話すのが非常に苦手で(吃音症という言語障害を持っている)、やっぱりどうしても沈黙が今まで起こってしまっていたんです。
「俺と一緒にいても、みんなつまらない思いをしてしまうんじゃないか・・・」
みたいに常に感じていて、それが原因で一時期対人恐怖症にもなったんですけど、ある時に今回話したようなことに気がつけてからは沈黙が怖くなくなったんですよね。
すると、人と接するのもだんだんと怖くなくなっていきました。
沈黙を許容できるようになると人と接する際の不安要素がなくなって、本当に堂々と接することができるようになるんですよね。冗談抜きで。
人からも好かれることが絶対に増えてきます。
ただ、やっぱり相性はあるので、沈黙を極端に嫌う人とは仲良くはなれないかもしれませんが、それはまあしょうがないですよね。
絶対に誰かしらからは嫌われてしまうものなので。
それではありがとうございました!
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